碧玉製の玉 未製品など出土
長岡京・伊賀寺遺跡
京都府長岡京市下海印寺の伊賀寺遺跡の発掘調査を行っている市教委と市埋蔵文化財センターは6日、碧玉(へきぎょく)製の玉の未製品などが出土し、縄文後期に装身具の玉作りの場だったことがわかったと発表した。縄文後期の玉の製作拠点が確認されたのは近畿初という。
伊賀寺遺跡は長岡京右京に位置する縄文から江戸期の複合遺跡。市教委が今回調査したのは約160平方メートルで、縄文後期の土層から碧玉を素材に玉を作る途中の未製品9点(5ミリ−1センチ)や碧玉の石くずが見つかった。原料の碧玉は但馬産とみられる。
土層からは石鏃(せきぞく)、石棒などの石器類も大量に出土。黒曜石やサヌカイト、結晶片石、讃岐石など長野県周辺から和歌山県や香川県にかけての石材が使われたことが確認された。
市教委などは、伊賀寺遺跡では玉作りが行われ、各地との交流で石材を入手したとみる。縄文文化に詳しい京都大文学研究科の泉拓良教授(考古学)は、「原料の産地から離れていながら、石材を安定供給するシステムと玉をつくる技術を確立していたことを裏付ける画期的な資料だ。日本列島の交易ルートの真ん中に位置した重要な場所と考えられる」としている。
【 2009年08月06日 22時56分 】







































