国内初出土 須恵器の鼓胴お目見え
向日市文化資料館で展示
国内初出土とされる須恵器の鼓胴(こどう)(奈良時代、復元品)が、向日市文化資料館で開催中の「小さな展覧会」(府埋蔵文化財調査研究センター主催)で展示されている。同時展示の銅鐸(どうたく)形土製品と「舌(ぜつ)」のセットも出土は全国初という。同展は30日まで。
府埋文センターによると、鼓胴は鼓の本体で、木津川市の馬場南遺跡から出土した。破片を基に復元すると、長さ32・5センチ、鼓をたたく部分の直径は18・5センチあった。鼓胴は木製が一般的で、陶器製は国内では正倉院に伝わる奈良三彩しかないという。
馬場南遺跡には奈良時代の幻の寺「神雄寺」があったとされ、府埋文センターの石井清司主幹は鼓胴について、「歌会か何かで雅楽が演奏された際に使われていたのではないか」と推測する。
一方、銅鐸形土製品は長岡京市の硲(はざま)遺跡(弥生時代中期)隣接地から出土した。弥生時代に使われた銅鐸のミニチュアで、上部は欠けており、高さは5・2センチ、幅3・9センチ。内部につり下げて音を出す舌(長さ2・8センチ、最大幅1・1センチ)も見つかり、その一端には土製品につるすためとみられる穴があいていた。土製品内の土を除去していた際に舌が出てきたという。
同センターは「舌が銅鐸形土製品の中から一緒に出土したのは全国初。銅鐸形土製品の使用方法を考える上で参考になる」としている。
【 2009年08月21日 09時22分 】







































