地球の危機を分かりやすく本に
元工繊大客員教授
地球温暖化の現状や環境再生に向けた提言をまとめた解説書「ブループラネットを救おう」を、元京都工芸繊維大客員教授で化学メーカーのエンジニアとして活躍した飯井(いい)基彦さん(74)=宇治市=が出版した。データを豊富に用いて分かりやすく書いたといい、「環境問題を学ぼうとする高校生や社会人に広く読んでもらえたら」と呼び掛けている。
飯井さんは有機化学が専門で、三洋化成工業(京都市東山区)の研究部長を務めた。これまでに「地球環境問題入門」の著書があるが、難解な内容も含まれていたため、より多くの人に地球の危機を知ってもらおうと、2作目を出した。
新著では▽氷河や永久凍土の氷解▽異常気象の発生-など、温暖化と関連するとされる地球の異変を紹介している。その上で、温室効果ガスの削減策として、太陽や海洋のエネルギーによる発電といった科学的な方法のほか、戦争・紛争の解決など平和を目指す取り組みの重要性も示している。また、温室効果ガスの増加以外を地球温暖化の原因とする諸説について、私見を述べている。
飯井さんは「鳩山由紀夫前首相が打ち出した日本の温室効果ガス削減目標は、世界最高レベルの環境技術があれば実現できる。日本での努力の積み上げを世界に発信していくべきだ」と話している。
かもがわ出版刊。1700円(税別)。
【 2010年07月29日 09時22分 】





































