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大津で「重大事態」いじめ4件 小中校、担任が訴え放置も

 2014、15年度に大津市立の小中学校で、いじめが原因で不登校になる「重大事態」が4件あったことが京都新聞の情報公開請求で分かった。被害を受けた子どもの訴えを担任が放置したり、加害生徒を指導したつもりでもいじめが再発したりと、学校側の対応に課題があるケースがあった。

 市教育委員会が公開した調査報告書によると、重大事態があったのは市立小2校と市立中2校。

 市立小のケースの一つは、13年10月、当時4年の女児が5人の加害グループから押されたり嫌なあだ名で呼ばれたりした。女児は担任に何度かいじめを訴えたが、担任は重く受け止めず1カ月放置した。さらに14年9月にも嫌がらせがあり、女児は担任やいじめ対策担当教員らに相談したが、どの教諭も深刻に捉えず保護者に連絡もしなかった。報告書では「教員の危機意識の希薄さと実効性のある組織的体制が整えられていなかった」と対応の不備を指摘している。

 市立中のケースでは、13年9月から14年2月にかけ、当時1年の男子生徒が加害生徒に物まねをさせられるなどしたため、学校はその都度、「人の気持ちを考えて行動するように」などと加害生徒を指導した。学校は「加害生徒は真剣な様子で話を聞き、反省の態度も示していた」と一定の指導を終えた。だが、2年に進級後、男子生徒は同じ加害生徒から4回、いじめを受けたと学校に訴えていた。

 一方、他校の生徒からツイッターや電話でいじめを受け、登校や外出で身の危険を感じていた中学2年の女子生徒のケースでは、迅速な学校間の連携や警察による巡回パトロールなどで事態が改善した。

 報告書を巡っては、重大事態とされた被害者一人の保護者が一般公表を求めており、市教委は被害者側が希望するケースについては再発防止のため市ホームページで公表する方針。

【 2017年04月21日 23時07分 】

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