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パーキンソン病の進行抑制化合物 京大教授ら開発

 細胞のエネルギーの基となるATP(アデノシン三リン酸)の量を調整することでパーキンソン病の進行を抑える化合物を、京都大生命科学研究科の垣塚彰教授らがマウスの実験によって見つけた。ほかの神経の病気への応用も期待できるという。国際科学誌にこのほど発表した。

 パーキンソン病は千人に1人が発症し、神経伝達物質ドーパミンを作る神経細胞が変性し、手足の震えから進行して運動機能が失われる。神経細胞でのATP量の減少が背景にあるとされる。

 垣塚教授らは既に、ATPの分解を抑える化合物「KUS剤」は開発していた。さらに今回は、ATPの産生を促す作用を持つ化合物「エスクレチン」を、約10万種の中から発見した。パーキンソン病モデルのマウスに投与したところ、KUS剤もエスクレチンのいずれにおいても、ATP量の低下が抑えられ、細胞死が少なくなった。運動能力の低下も抑制された。

 垣塚教授は「ATP量の低下が背景にある病気は多い。応用の幅は広いはず」と話している。

【 2017年09月12日 16時16分 】

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