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「再稼働、容認できない」 滋賀知事が大飯原発視察 

関西電力大飯原発の新たな安全対策を視察する三日月知事(左から3人目)=福井県おおい町
関西電力大飯原発の新たな安全対策を視察する三日月知事(左から3人目)=福井県おおい町

 滋賀県の三日月大造知事は20日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)を視察した。早ければ夏にも再稼働が見込まれる3、4号機の新たな防災対策について、関電側から説明を受けた。

 国は、被ばく回避のための防護措置や避難計画など、同原発の緊急時対応の取りまとめを進めている。視察は、原発が集中立地する福井県の隣接県知事として、同原発の安全対策や事故時の課題を探るのが目的。三日月知事が同原発を訪れたのは初めて。

 三日月知事は3、4号機で事故が起きた際の現場指揮所となる緊急時対策所を視察した。現在1、2号機の建屋内にある対策所と、新たに構内に設ける対策所の建設現場を確認した。電源を失っても原子炉を冷やすための海水を注入できるよう導入された大容量ポンプや電源車の説明も受けた。

 約2時間の視察を終えた三日月知事は「福島の事故を教訓に、さまざまな課題を克服すべく対策を取っていた」とする一方、「実効性のある多重防護体制の確立はまだ道半ば。滋賀県として、3、4号機の再稼働を容認できる環境にはない」と従来の立場をあらためて表明した。

 この日は原発視察に先立ち、大飯原発から半径約30キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)にある滋賀県高島市今津町保坂のモニタリングポストや、UPZ内の山間地にあり9世帯12人が暮らす同町の天増(あます)川区も訪れ、避難ルートの現状などを確認した。

【 2017年03月20日 23時00分 】

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