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多系統萎縮症、仕組み一端解明 京大助教ら

 歩行障害や自律神経の異常などが生じる難病「多系統萎縮症」のメカニズムの一端を、京都大医学研究科の眞木崇州(たかくに)助教と梶誠兒(せいじ)医師が突き止めた。病態を細胞レベルで再現でき、治療法開発につながる。米科学誌ステム・セル・リポーツに12日、発表する。

 多系統萎縮症は、国内で約1万2千人いる。平均50代で発症し約10年後には死に至り、有効な治療法はない。神経細胞の活動を助けるオリゴデンドロサイト細胞に異常タンパクが蓄積することが原因だが、明確な仕組みは不明だった。

 グループは、ラットの脳から取り出したオリゴデンドロサイト細胞の前駆細胞に異常タンパクを投与したところ、内部に蓄積するのを観察できた。オリゴデンドロサイト細胞に分化してから投与しても蓄積せず、前駆細胞の時点で異常タンパクがたまると分かった。また前駆細胞では、異常タンパクを分解する機能「オートファジー」がうまく働かないことも突き止めた。

 梶医師は「異常タンパクが発生する仕組みなどを、今後も解明していきたい」と話す。

【 2018年01月12日 02時10分 】

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