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風力発電、湧水など調査求める 滋賀県審査会

 滋賀県米原市と岐阜県関ケ原町にまたがる山林を候補地とする「仮称米原風力発電事業計画」について環境保全の観点から審議する滋賀県環境影響評価審査会が11日、大津市の県合同庁舎で開かれた。イヌワシなどの生態系や湧水など水環境への影響を詳しく調査することを事業者に求めることで意見を集約した。

 事業者が提出した「環境への配慮書」に対する質疑など、昨年12月の同審査会に続く2回目。委員会は鳥類や植物、水質、文化財などの学識経験者12人で構成、11人が出席した。

 審査会では、日本イヌワシ研究会や米原市が県などに提出した意見書も参考に事業者に考えを聞いた。委員からは、イヌワシの調査は最低2年間とする▽工事期間の濁水だけなく、醒井地区の湧水への長期的な影響についても調べる-などを求める意見が出た。

 事業者のジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都)は「イヌワシなど稀少(きしょう)生物に重大な影響が回避できない場合は、事業の中止も考えている」と回答した上で、「現地調査を実施した上で判断したい」と述べた。

 県は、審査会の意見を基に「知事意見」をまとめ、月内にも事業者に送付する。今後、事業者は環境影響評価法に基づき環境アセスメントの方法を伝える「方法書」を策定する手続きに入る。県環境保全課によると、一般的に風力発電施設の着工には、配慮書提出から3~5年かかるという。

【 2018年01月11日 22時40分 】

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