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(395)旅立ち、そのゆく先は

作品

・たち木山登るとあせがだっくだく
大津市・瀬田南小5年 大住 明璃

・フレンチトースト自分で作る春休み
京都市・第三錦林小5年 藤本 英玖

・タンポポの綿毛が飛んで旅に出る
城陽市・寺田南小4年 香々美粧友

ねんてん先生

ねんてん先生の575

 大住さん。「たち木山」は大津市石山南郷町の立木観音ですね。たしか700段くらいの急な石段を登ります。だから汗(あせ)だくだくになります。私は、先日、京都市の大文字山に登りました。やはり汗だくだくになりました。ただ、途中でたくさんの小鳥たちのさえずりに出会いました。山頂から見下ろした京都市内は、かなたが霞(かすみ)にかくれて、まるでぼかした絵のようでした。

 藤本さんの句は春休みの体験です。フレンチトースト、うまく作れるようになりましたか。私は小5の孫とロールキャベツを作る予定でしたが、彼女が新体操の練習などでいそがしく、恒例(こうれい)のロールキャベツ作りは先送りになっています。「じーじ、いいキャベツ見つけておいてね」と彼女は言いました。5月の連休のころ、2人でロールキャベツを作り、家族でロールキャベツパーティーをする予定です。

 香々美さん。綿毛はたしかに「旅に出る」感じです。綿毛をみつけると、思わず息をふきかけ、旅に立たせてやりたくなりますね。

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ

 これは私の俳句です。先日、写メールがとどき、綿毛のタンポポがひとつ写っていました。そして、「これ、もしかしたらぽぽかもね。」と書かれていました。「たんぽぽのぽぽのあたり」って、香々美さんはどこだと思いますか。綿毛が飛んでゆくその先?
(俳人、京都教育大・佛教大名誉教授 坪内稔典)

 

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【2017年04月23日掲載】