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(409)頑張る姿はすてきです

作品

・父の汗は職人の顔竹染める
京都市・大宅小3年 辻 雪月輝

・海のなみザブーンとくるしおの味
草津市・常盤小3年 片岡 大凱(たいが)

・夏休み立っぱな姉になってみる
京都市・向島南小5年 佐藤 夏歩

ねんてん先生

ねんてん先生の575

 辻さん。お父さんの俳句、なかなかすてきです。「竹染める仕事場に舞う梅雨の蝶(ちょう)」もいいですよ。辻さんは祖母に教えられながら俳句を作っていますが、祖母や祖父と何かをいっしょにするって、とてもいいなあ。ことに夏休みはそれができる絶好の機会ですよね。

 私の場合、いっしょにロールキャベツなどを作ってきた小学6年生が、新体操の選手になっていそがしく、大会が終わるまでジージと遊べないよ、と言われています。まもなく大会が終わるので、この夏は2人でカレーライスを作ります。特製の野菜と肉のたっぷり入ったカレーです。私は今、1人でそのカレーの特訓中です。

 片岡さん。「しおの味」がゆかいな表現です。あなたは真水(まみず)の琵琶湖になれているでしょうから、海へ入るとことに塩を感じるのかな。

 佐藤さん。立派(りっぱ)な姉になっていますか。妹の佐藤珠穂さんは「おねえちゃんあいかわらずの夏休み」と作っています。きびしい目で姉を見ているみたい。

 立派な姉って、むつかしいですよね。早起きをし、宿題をさっさと片付け、母の手伝いを喜んでやる。妹と遊び勉強を見てやる。そういうのが立派な姉でしょうか。いや、そうでもないよね。何かに打ち込んでいて、あるいは何か得意なことがあって、その姿に妹(あるいは弟)があこがれる。そのような姉が立派な姉(兄)かもしれません。
(俳人、京都教育大・佛教大名誉教授 坪内稔典)

 

小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604-8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto-np.co.jp

【2017年08月13日掲載】