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(390)ぐるり、春がいっぱい

作品

・じてん車ではるをつかんでしゅっぱつだ
大津市・瀬田北小1年 小森 春輝

・ぼたん雪バットをふって当てにいく
城陽市・久世小2年 上杉 優斗

・木を見れば雨のしずくが宝石だ
京都市・陵ケ岡小5年 田中 大晴

ねんてん先生

ねんてん先生の575

 「じてん車でスキップスキップはるのみち」「じてん車ではるをさがして大ぼうけん」も小森さん。光や風が春の感じになると、自転車も人も春の気分になるのですね。小森さんは、どこを走っているのでしょうか。こんどは、走った場所の風景や走っているときの感じなどを575にしてください。

 上杉さん。ふわふわのぼたん雪をバットで打つのはむつかしいかも。雪がふわっと逃げてバットが空(くう)を切りそう。もしうまく打てたらイチロー選手なみだよ、きっと。

 田中さん。雨のしずくは木の芽にぶらさがっているのでしょうか。木の芽の薄い緑が映って、まさに春の宝石という感じ。

 さて、3月もはや下旬になりました。あたりを見まわすと、そこここに春らしいものが見つかります。春の到来を実感する日々ですね。

 まず、空を見上げると、ぽっかりと春の雲が浮いています。乗りたいような雲です。風は春風、その春風にのって小鳥たちのさえずりが聞こえてきます。

 地上では草が芽を出し、道ばたなどにイヌフグリの青い花が星をちりばめたように咲いています。ツクシももう出ているでしょうか。黄色いレンギョウが咲き、まっ白いユキヤナギがそよいでいます。

 サクラモチ、クサモチ、ウグイスモチなどがうまいです。あんパンも今の時期がとってもおいしいよ。
(俳人、京都教育大・佛教大名誉教授 坪内稔典)

 

小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604-8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto-np.co.jp

【2017年03月19日掲載】