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平和堂 平松正嗣社長

生鮮や衣料の充実図る
次代に挑む2018


平松正嗣社長
平松正嗣社長

 -滋賀県東部の豊郷町エリアの一角で昨年、食料品構成の高いドラッグストアなどの出店が相次いだ。
 「まとめて出店してくるとインパクトがあり、やはりディスカウント(値引き)の戦いになる。実際に2017年8月中間決算では、県内の既存店売上高が4年ぶりに前年割れした。食品部門への影響は大きい。地域の中で多様な消費行動があり、物によって店が使い分けされている」

 -どう対抗するか。
 「生鮮は強みであり、より充実を図る。高品質のプライベートブランドも決して安くはないが、伸びている。ここからも消費が二極化しており、1人の消費者の中にも(高級志向と低価格志向の)『両方の目』があることがうかがえる」
 「店舗改装はこれまで食品売り場が中心だったが、今年は衣料品売り場も含めた大型改装を15店舗前後で予定している。他社との競合で、生鮮の充実は当然ながら、全体的な魅力アップが必要だ

 -中国での展開は。
 「株価の暴落やぜいたく禁止令、ショッピングセンターの増加で一時は心配したが、昨夏の数字を見ると持ち直して来た。顧客の幅を広げるためにも、今はテナントの入れ替えなどに注力している。非食品をメインに越境電子商取引(EC)も始めた。ルールを確認しながら、食品にも拡大していきたい」

 -人員確保策は。
 「人手不足は避けられない課題だ。人でやる作業をどこまで減らせるかが一つのポイント。滋賀県多賀町の流通センターでは肉や鮮魚を加工しているが、やり方によって商品化のレベルを下げず店頭にまで届けられると分かった。ドミナント展開の強みを生かし、エリアごとの店舗で店休日や営業時間の変更も考えようと思う」

 キーワード  「ピカいち」

 ピカピカの売り場、商品、サービス。「ピカピカ」には制限がなく、平たい言葉だからこそ共有しやすい。個々や部門、店舗ごとに「これに関してはピカいち」という目標を持って力を上げ、チャレンジを続けてほしい。

【2018年01月18日掲載】