京都新聞 こころのわ きづく つながる ささえあう

必要なのは、多様な世代との交流体験

今年26回目の「京都やんちゃフェスタ」は、10月28日に梅小路公園、11月25日にみやこめっせで開催される。京都市の児童館・学童保育所がつくる子どものための一大イベントで、楽しい催しが盛りだくさん。春には行政区を七つのブロックに分けて、「ブロックやんちゃフェスタ」も実施。子育ての情報交換や地域との交流の場となっている。

公益社団法人 京都市児童館学童連盟 会長 山手重信

子どもは遊びを通じてこころ豊かに成長する 公益社団法人 京都市児童館学童連盟 会長 山手重信

京都市児童館学童連盟は、 子どもたちの健全な育成を図るため、 京都市内の131の児童館と九つの学童保育所の活動を支援している。 児童館は0~18歳までの子ども、 青少年を対象に、 多様な世代が交流する子どもたちの居場所や仲間づくりの場になっている。
京都市児童館学童連盟会長の山手さんは、 「共働き家庭の増加で登録児童数は年々増加傾向にある。 核家族化が進み、 地域とのつながりが希薄になっている。 子どもが安心して遊ぶことができる場所や異なる年齢との交流体験が必要だ。 子どもは遊びを通してこころ豊かに成長する」 と語る。
最近は、 将棋や囲碁といった日本古来の伝統的な遊びやそろばん、 習字などを教えることができる大人が減っているといわれている。 同連盟では地域のお年寄りにも協力してもらい、 子どもたちに楽しみながらマナーやしつけ、 集団生活でのルールを教えている。 また、 地域の民生委員や各学区の自治連とも連携し、 子育て支援や学童保育事業にも力を注いでいる。
児童館や学童保育所の日々の活動内容や役割は、 まだ十分に知られていない。 地域の人々の理解を高め、 つながりを深めてもらうために同連盟では毎年秋に 「京都やんちゃフェスタ」 を開催。 今では4万人以上が来場する一大イベントになり、 子育ての情報交換や親子、 地域との交流の場として定着している。
「子どもたちに礼儀や相手の身になって考えることの大切さ、 他人を思いやる優しさを、 自然な形で教えることがトラブルやいじめの解消にもつながる。 やんちゃな子どもでも一生懸命に頑張っているところは、 褒める。 愛情豊かに育った子どもは、 いじめや非行に走りにくいのではないか」 と山手さんは話す。
家庭、 学校、 地域、 社会がそれぞれの役割を果たしながら連携することが求められる中、 児童館・学童保育所は、 子育て家庭を支える重要な存在となっている。 山手さんは「いつも元気な子が普段と様子が違っていたり、 時に甘えてきたりするなど、 子どもはいろいろなシグナルを発する」 という。 さらに 「そのことに気付き、 見抜き、 見極める力を養い、 異変に気付いたらまずは話を聞くことが大切。 子どもの言葉をしっかり受け止め、 家庭の様子も聞いて対応することが、 子どもの不安の軽減につながる」 と提言する。

三行詩カレンダー
写真上/「京都やんちゃフェスタ」(昨年秋) 写真下/「ブロックやんちゃフェスタ」(今年春)
公益社団法人 京都市児童館学童連盟(京都市南区)
元山王小学校北校舎2階 Tel.075-682-6260

実際の掲載紙面の全体データはこちら(PDFファイル)

  • 2017年9月公開 多様な世代との交流体験
  • 2017年7月公開 地域が一体となって 子どもたちを見守り続ける
  • 2017年5月公開 遊びの場を作ることが大切です。
  • 2016年10月公開
  • 2016年08月公開 90270人
  • 2016年06月公開 3888人
  • 2016年04月公開 1.51人
  • 2016年02月公開 86.3%
  • 2015年10月公開 美しく優しい言葉
  • 2015年08月公開 気付きはよりどころです。
  • 2015年06月公開 つながりは明日です。
  • 2015年04月公開 思いやりは未来です。
  • 2015年02月公開 無関心は暴力です。
  • 2014年12月公開 想像力はきずなです。
[主催]
京都新聞
[後援]
京都府・滋賀県・京都市・大津市・京都府教育委員会・滋賀県教育委員会・京都市教育委員会・大津市教育委員会・京都府警察本部・滋賀県警察本部・京都地方法務局・
大津地方法務局・京都弁護士会・滋賀弁護士会・京都府私立中学高等学校連合会・滋賀県私立中学高等学校連合会・京都私立小学校連合会・
(公社)京都府私立幼稚園連盟・(公社)京都市私立幼稚園協会・(公社)京都市保育園連盟・(一社)滋賀県保育協議会・京都小児科医会・チャイルドライン京都・しがチャイルドライン

pagetop