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聖母学院本館(元師団司令部)
さて第二軍道をまっすぐ東へ行くと、奈良街道の旧道に出るが、そこに赤レンガの重厚な建物が見えてくる。現在、聖母学院本館として使用されているこの建物が、第16師団司令部の建物だった。レンガ造り2階建て銅板ぶきで、明治40年(1907)に完成した。
ちなみに、この聖母学院は大正10年(1921)、大阪の玉造カトリック教会の女性宣教師、メール・マリークロチルド・リュチニエらが始めた語学教室が前身で、昭和24年(1949)、小中学校からなる京都聖母女学院として現在地に開設された。
墨染寺
さて元の師団街道に戻り、さらに南へと歩を進める。名神高速道路の高架をくぐり、しばらく歩くと、家並みの間に門を構える墨染寺(ぼくせんじ)に着く。この寺は日蓮宗で、16世紀後半ごろ、日秀が豊臣秀吉などの援助を受けて開いたもの。寺の名前は、境内の「墨染桜」に由来している。
この桜は、平安時代、上野岑雄(かんつけのみねお)が藤原基 経の死を悲しんで『深草の野辺の桜し心あらば 今年ばかりは墨染に咲け』と詠んでから、墨染色に咲くようになった、という伝えが残されている。
▲師団街道▲