読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第44回結果

 今春のサクラは、楽しむ余裕もないぐらいあっという間に散りました。どんなサクラを撮ろうかと思いを巡らせてきた皆さんは、逃さずに写真に残すことができましたか。自然は気まぐれ。私たちの想像をはるかに超えます。だからこそ魅力的なのかもしれません。
 最優秀賞は、田中雅之さんの「ランナー」を選びました。京都らしいコースで、マラソンを楽しむ参加者の様子がよく伝わってきます。魚眼レンズを的確に使いこなしました。優秀賞の「湯しぶき浴びて」は、深井さんの作品。しぶきが飛び散る瞬間と神事の緊張感を見事に一枚に閉じ込めました。動感が素晴らしい「天まで翔(か)けろ!」は岡田さんの力作。何度も試し撮りをしないと難しい撮影法です。被写体を追うカメラとシャッターのスピードがうまくかみ合いました。
 佳作では、小巻さんの「早春の湖北路をゆく」が、色合いや構図に優れていました。小蔵さんの「春を待つ」は、サルたちがぎゅっと体を寄せ合い、寒さを耐え忍ぶ様子がよく伝わってきます。深田さんの「希望の朝」は、並木をシルエットで見せることで、朝の空気感と朝焼けの色を強調したテクニックが光ります。
 次回は、人も自然も新たに動き出す季節です。みなさんの新たな視線の作品に出会えることを楽しみにしています。(写真部長 奥村清人)

最優秀賞 「ランナー」(京都市右京区・仁和寺前) 田中 雅之

デジカメ、8ミリレンズ、F5.6、800分の1秒、ISO320
【評】魚眼レンズの特性を利用し、京都マラソンの雰囲気をうまく描き出しました。手前のランナーがハイタッチする瞬間も見事。寺院前の雰囲気と青空がよいアクセントとなっています。
 

優秀賞(京都ヴィラ賞) 「天まで翔けろ!」(京都市下京区・京都駅ビル) 岡田 亮

デジカメ、18〜55ミリ、F13、10分の1秒、ISO100
【評】階段を駆け上がる選手の勢いを、スローシャッターで切り取りました。手足の絶妙なぶれ方が強い動感を生み出しています。
 

優秀賞(京都ヴィラ賞) 「湯しぶき浴びて」(京都市伏見区・城南宮) 深井 征子

 
デジカメ、24〜105ミリ、F22、50分の1秒、ISO400
【評】邪気を払う湯が飛び散る様が逆光に浮かび上がりました。みこが持つ笹葉の緑と緋ばかまのコントラストが画面を引き締める効果をあげています。
 

以下佳作

「早春の湖北路をゆく」(長浜市) 小巻 真司

 

「春を待つ」(西京区・嵐山モンキーパークいわたやま) 小蔵 武三

 

「希望の朝」(栗東市) 深田 芳春

 

「雨日」(右京区・渡月橋) 林 徹

 

「我が道を行く」(草津市・イオンモール草津) 森 武彦

 

「春到来」(西京区) 乾 敏男

 

「白鳥の舞い」(高島市) 本庄 重夫

 

「風ニモマケズ」(上京区・法輪寺) 矢延 直樹

 

「Smile」(下京区・京都水族館) 田中 はるお

 

「焼納神事」(八幡市・石清水八幡宮) 居原田 晃嘉

 
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