【大会第1日】(7月5日)

▽1回戦
東稜 6―1 大江
京都成章 8―0 鴨沂(7回コールド)

 大江は10安打で1点に終わった。しかし、夏の大会は2年連続でコールド負けしており、今夏は9回まで戦い抜いて、来年に期待感を持たせた。
 鴨沂は、6回まで走者を出せなかった。7回に代打の2年生、谷川が「このまま終われない」と、遊撃内野安打し、ノーヒットは免れた。

【大会第2日】(7月6日)

▽1回戦
峰山 3―2 木津(延長15回)
立命館 9―2 京都八幡(8回コールド)
洛星 7―6 農芸
桃山 6―4 網野
京都共栄 4―2 伏見工
嵯峨野 11―1 洛東(5回コールド)
京都両洋 8―4 東宇治
府立工 11―0 海洋(5回コールド)
加悦谷 9―3 洛西
北稜 2―1 京都すばる(延長10回)

 峰山は、引き分け再試合まで後、1アウトとなった15回裏に9番打者がサヨナラヒットを打った。この回二死から、藤原が四球を選び、二盗。そこで9番中島が「今までの練習を出すだけ」と、中前打した。
 北稜は、前回大会準優勝の京都すばるにサヨナラ勝ちした。1―1の延長10回、1死満塁で若林が中前へサヨナラヒット。この回の守りでは、2死二塁で強襲ゴロを小林一塁手がダイビングキャッチ。「守備はうまくない。無心でとりました」とピンチを救い、サヨナラ勝ちにつなげた。

【大会第3日】(7月7日)
▽1回戦
塔南 12―0 京教大付(6回コールド)
田辺 9―2 西舞鶴(7回コールド)
▽2回戦
日吉ケ丘 6―4 須知(延長11回)
東稜 6―3 城陽
立命館宇治 7―3 鳥羽
京都翔英 6―3 山城

 立命館宇治は、エース吉田が大会前にけがで入院したため、本来二塁手の中野翔主将が初の公式戦登板。149球を投げ、4安打3失点。「ときどき練習していた」という中野に、卯瀧監督は「継投はまったく考えなかった」。
 城陽は7年ぶりの初戦突破ができなかった。開会式で選手宣誓した浜田主将は「3年間やってきた成果は出せた」。
 日吉ケ丘は、3回リードしては、いずれも同点に追いつかれた。しかし、選手は強気を崩さず、3年ぶりで初戦突破。野沢監督は「初めて攻める気持ちを出してくれた」。

【大会第4日】(7月8日)

▽2回戦
桂 3―2 洛水
北嵯峨 9―2 花園(7回コールド)
峰山 8―1 洛北(7回コールド)
京都成章 4―1 大谷
向陽 5―1 西京
莵道 ― 立命館(立命館が4―1とリードの6回、降雨ノーゲーム)

 大谷のエース彦坂は9安打され敗戦。しかし、マウンドではあえて楽しそうに。「投手が笑顔じゃなかったらバックが不安になるから」。
 向陽は部員16人。打線がつながり、「うちのペースを逃がさなかった」と深田監督。

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【大会第5日】(7月9日)

▽2回戦
立命館 6―2 莵道
京都共栄 5―1 亀岡
加悦谷 9―0 久美浜(7回コールド)
府立工 13―0 南京都(5回コールド)
西城陽 36―0 京都文教(5回コールド)
舞鶴高専 10―1 城南(7回コールド)
龍谷大平安 3―1 北桑田

 西城陽は1試合チーム最多得点(従来の記録は、1930年の京都一中の35点)。京都文教は、女子高から男女共学になって4年目。1年生10人での初出場だった。
 大会前の部内不祥事のため、3年生14人だけで出場の龍谷大平安が苦戦。原田監督は「受けに回った」。北桑田は、10安打。平安の7安打を上回り、初回に1点を先行し、健闘した。
 来春に西宇治と学校統合する城南は、現校名で「最後の夏」。11人で戦いコールド負けしたが、福沢捕手は「負けは悔しいけど、やりきった」。

【大会第6日】(7月12日)

▽2回戦
堀川 8―7 嵯峨野
京都国際 8―1 南陽(8回)コールド)
北稜 5―1 久御山
東山 4―2 京都両洋
洛星 6―5 綾部
紫野 15―4 京産大付(5回コールド)
京都学園 10―0 洛陽工(5回コールド)
京都外大西 8―1 東舞鶴(8回コールド)
桃山 8―4 同志社

 堀川は8―7で嵯峨野に逆転サヨナラ勝ちした。2点を追う9回、1、2年生の3連打で1点差とし、一死二、三塁で代打岡林の右翼線二塁打でサヨナラ。殊勲の岡林に井口監督は「おとなしいが、黙々と練習した」。
 初出場の京産大付は先に点を取ったが、紫野に4―15でコールド負けした。

【大会第7日】(7月13日)

▽2回戦
京都明徳 10―0 日星(6回コールド)
田辺 6―3 福知山
乙訓 9―3 園部
福知山成美 7―0 朱雀(7回コールド)
南丹 6―3 同志社国際
西乙訓 14―4 西宇治(6回コールド)
宮津 2―1 塔南
▽3回戦
立命館宇治 12―2 京都翔英(5回コールド)
日吉ケ丘 9―2 東稜(7回コールド)

 乙訓に敗れた園部の牧野監督は、1998年の夏の甲子園で準優勝した京都成章のメンバーだった。今春に園部高監督に就任。1、2年生中心に9安打と健闘した。
 今春の近畿大会を制した福知山成美は、毎回の12安打でコールド勝ち。京都明徳は2年ぶりで初戦を突破。1年生の岸三塁手が「応援が聞こえないぐらい集中できた」と4打点の活躍。
宮津は1―1で迎えた九回二死一、三塁で、相手投手が暴投し、サヨナラ勝ちした。西乙訓は14年ぶりの初戦突破。

【大会第8日】(7月14日)

▽3回戦
立命館 11―7 向陽
府立工 14―1 舞鶴高専(5回コールド)
東山 6―5 京都学園(延長10回)
京都成章 4―2 桂
北嵯峨 3―1 峰山
龍谷大平安 11―0 加悦谷(7回コールド)
西城陽 9―4 京都共栄
京都国際 9―0 堀川(7回コールド)
洛星 2―1 紫野(延長10回)

 東山は、雨で1時間19分の中断があり、4―5で迎えた延長10回一死二塁に、西谷、今村が連打してサヨナラ勝ちした。京都成章は今春大会の初戦で桂に1―2で敗れていたが、4―2で雪辱した。
洛星に1―2で敗れた紫野は、昨年秋の大会、今春大会とも1点差で負けていた。谷監督は「1、2年生には1点の重みを勉強してほしい」

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【大会第9日】(7月15日)

▽3回戦
京都外大西 4―0 桃山大会 北稜 7―0 南丹(7回コールド)
西乙訓 10―4 宮津
福知山成美 17―2 乙訓(5回コールド)
田辺 8―7 京都明徳
▽4回戦
立命館宇治 6―0 日吉ケ丘
北嵯峨 9―0 京都成章(7回コールド)

 北嵯峨は、先発全員安打で京都成章にコールド勝ち、2年連続で8強入りした。立命館宇治は、四回から八回まで毎回得点し、4年ぶりの8強。卯瀧監督は「練習してきたことを出してくれた」。西乙訓は、初戦に続く2ケタ得点。17安打の打線に「偶然。がんがん打つ方ではないが、勢いですかね」と大矢監督。
桃山は、今大会、2度の逆転で勝ち上がり、前年優勝校には敗れたが、広野主将は「試合に勝つにつれ、チームがまとまった。忘れられない大会になった」。
田辺は劇的な逆転勝ちで12年ぶりのベスト16。5点を追う9回、6長短打で1点差とし、一死二、三塁で、高森が2点適時打。作年夏、昨年秋、今春の各大会とも初戦敗退だったが、今夏はすでに3勝。

【大会第10日】(7月16日)

▽4回戦
府立工 1―0 立命館
龍谷大平安 10―6 西城陽
京都国際 5―2 東山

 作秋の京都大会決勝と同じカードは、龍谷大平安が10―6で西城陽に勝った。龍谷大平安は、初戦で右手を負傷した小林に代わり、四番に入った児玉が2試合連続の本塁打。「平安の4四番らしく勝負強さを見せたい」ときっぱり。
 府立工は、2年連続の8強入り。府立工の高本捕手は、大会直前の練習であごの骨を折り、前日まで入院していたが、この試合はベンチ入り。初戦から3試合のウイニングボールはすべて、入院していた高本捕手に届けられていた。
 京都国際の準々決勝進出は8年ぶり。

【大会第11日】(7月17日)

▽4回戦
京都外大西 10―0 洛星(6回コールド)
北稜 4―1 西乙訓
福知山成美 6―0 田辺

 北稜は、12年ぶり2度目の8強入り。初の8強が目前だった西乙訓は、1点リードの七回無死一、二塁から送りバント失敗などで無得点。その裏、4点を取られた。3点を追う九回も、一死満塁としたが、無得点。しかし、河原崎主将は「応援してくれたみんなに感謝の一心でプレーした。最高の夏でした」。
福知山成美の控え投手、2年・長岡が公式戦初完封。田所監督は「他の選手を休ませられた」。

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【大会第12日】(7月19日)

▽準々決勝
立命館宇治 000 000 004=4
北 嵯 峨 000 000 000=0
龍谷大平安 002 000 200=4
府 立 工 000 010 000=1
京都外大西 101 100 000=3
京都国際  001 000 000=1
北   稜 000 010 001=2
福知山成美 240 000 00×=6

 5年ぶりで準決勝に進出した立命館宇治の中野翔主将は背番号「4」。大会直前にエース吉田が故障したため、卯瀧監督が起用した。2試合連続の完封勝ちで、今大会、4試合を投げて30イニングで2失点。北嵯峨は最終回に守備が乱れて4失点。米川監督は「普段なら必ずカバーできていること。これが高校野球ですね」。

 龍谷大平安は2年連続のベスト4。今大会、3度目の登板の安田(背番号10)が、11奪三振。原田監督は「精神的に成長してくれた」。府立工は、昨年も準々決勝で平安に敗れていた。4回戦まで打率4割を超す打線も、安田の低めのボール球に手を出した。

 京都外大西は2年連続の4強。小刻みな4人の継投が決まった。上羽監督は「守備はどこに出しても恥ずかしくない」。京都国際は、併殺5つを喫して、自慢の打線がつながらなかった。

 福知山成美は2年ぶりの4強。今春から四番に入った高久が3打点の活躍。北稜は、エース山脇が序盤につかまったが、三回以降は立ち直った。市川監督は「今日も無失策。守備からのチームづくりは間違いでなかった」。

【大会第13日】(7月21日)

▽準決勝
龍谷大平安 001 011 001=4
立命館宇治 000 020 30×=5
京都外大西 101 00=2
福知山成美 722 1×=12(5回コールド)

 立命館宇治は、旧宇治高から通算して6年ぶり6度目の決勝進出。立命館宇治は、1点を追う七回、金子の左翼フェンス直撃のランニング本塁打で同点とし、計6安打で一気に逆転した。龍谷大平安の原田監督は「この人数(14人)で本当に良くやった」。

 福知山成美は、2年ぶり6度目の決勝進出。福知山成美は、初回に1点を失った裏の攻撃で、一死満塁から門林が本塁打、「来た球を思い切り振った。人生で初めて」と、リードを広げた。結局、この回に打者13人で計7点を奪った。敗れた京都外大西の上羽監督は「1、2年生が多いとはいえ一人一人は力を出した。相手が上だった」。

【大会最終日】(7月22日)

▽決勝
立命館宇治 000 100 010=2
福知山成美 502 100 00×=8

 福知山成美が2年ぶり3度目の栄冠。福知山成美は、初回二死走者なしから、連続タイムリーなどでいきなり5点を奪い、主導権を握った。今大会、6試合すべてが初回に得点、田所監督の先手必勝の構想が実った。投手は、メンタルの強い植田、球威と制球のバランスがいい近藤、速球派の長岡の3人でつないだ。部員125人は、今大会で最多。
 立命館宇治は、急造投手の中野翔主将が6試合をほぼ一人で投げた。金子遊撃手は「できるなら、代わってあげたいと思った」。最後の打者も中野翔で右飛だったが、「悔いを残さず終われた」。

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