【大会第1日】(7月9日)

▽1回戦
東大津 6―2 彦根西

 東大津は、昨年の新チーム結成以来、公式戦初勝利だった。
 彦根西は、14年ぶりの初戦突破が成らなかった。エース有元は、1年生だった2年前にも開幕戦の先発だった。「最後まであきらめずにプレーできたが、踏ん張りきれず悔しい」。

【大会第2日】(7月10日)

▽1回戦
甲西 5―0 長浜北
八幡 6―2 長浜北星

 甲西の見田が今大会第1号の完封勝利。右下手投げの背番号10。リードした井谷は「コースにきっちり決まり、受けていて楽しかった」。

【大会第3日】(7月11日)

▽1回戦
彦根東 8―1 信楽(7回コールド)
河瀬 4―1 野洲
草津 3―2 長浜農
伊香 6―2 伊吹

 草津が部員16人で、3年ぶりの夏の1勝をあげた。
 彦根東の太田投手は、公式戦1年半ぶりの先発で、3安打に抑えた。昨年秋にフォームを横手投げに変えた。今井監督は「努力が実ったのか、春から急成長した」。

【大会第4日】(7月12日)

▽1回戦
日野 1―0 草津東
大津 2―1 虎姫
八幡商 8―3 米原
大津商 5―2 八日市
安曇川 11―0 湖南農(5回コールド)
能登川 5―4 国際情報

 夏の滋賀大会で13度の優勝を誇る八幡商が逆転勝ち。2年ぶりの甲子園を目指して初戦突破。
 湖南農は12人で試合に臨み、コールド負け。第76回大会で1勝して以来の「夏の2勝目」が成らなかった。新チームは1、2年生計9人でスタートする。

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【大会第5日】(7月13日)

▽1回戦
玉川 3―1 八幡工
八日市南 8―2 甲南
比叡山 7―2 高島
長浜 8―6 彦根工
北大津 7―0 石部(8回コールド)
水口東 4―3 近江兄弟社(延長15回)

 水口東は延長15回裏二死一、二塁で、徳永の打球が遊撃手の後方、中堅手のグラブの前で落ちて、サヨナラ勝ち。先発メンバーに2年生6人で、3年ぶりの夏の1勝。
 長浜は7回途中から救援の1年生・杉田が二死満塁のピンチをしのぎ、競り勝った。今春の「センバツ」に出場した北大津はコールド勝ちで好スタート。しかし、四番・石川が左腕の死球を受け、骨折の診断。

【大会第6日】(7月14日)

▽2回戦
瀬田工 6―4 石山
東大津 14―4 草津(8回コールド)
綾羽 9―0 栗東(7回コールド)
甲西 2―0 八幡

 甲西は0―0で迎えた6回二死、長打を含む3安打で決勝の2点。西田主将は「二死無走者からでも点は取れる」。瀬田工は、一年生捕手の石崎が、3回、4回に点につながる長打2本の活躍。東大津の俊足・稲田は、8回二死2、3塁で、中越え打、相手守備がもたつく間に、ランニング3点本塁打とする。

【大会第7日】(7月15日)

▽2回戦
大津商 7―4 伊香
近江 8―1 滋賀学園(7回コールド)
彦根東 2―1 河瀬(延長12回)
膳所 12―2 日野(6回コールド)

 前年優勝校で今春県大会も制した近江が、一昨年準優勝の滋賀学園にコールド勝ち。彦根東は延長12回二死一、二塁で、太田の打球が左翼手の前に落ち、サヨナラ勝ちした。太田はリリーフ投手。
膳所は初回、先発・的場が本塁打を浴びて、下垣監督は「あの一発で目が覚めた」と、2回以降無失点のコールド勝ち。

【大会第8日】(7月16日)

▽2回戦
水口 7―4 守山(延長10回)
安曇川 3―2 能登川
堅田 5―4 守山北
八幡商 10―2 大津(7回コールド)

 守山は延長10回表の守りも一死一、二塁。併殺を狙った高田遊撃手の二塁送球がそれて勝ち越し点を与えた。「エラーをした後なのに先輩は『笑顔でやろう』と励ましてくれた」と涙。
 シードの守山北は、2回以降、毎回安打を放ちながら、あと1本が出ず、追い上げも実らなかった。

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【大会第9日】(7月17日)

▽2回戦
北大津 7―0 長浜(7回コールド)
水口東 4―3 光泉
八日市南 5―0 玉川
彦根翔陽 3―2 比叡山(延長13回)

 北大津の1年・小谷が初めて4番に入り、3安打2打点。1回戦で負傷した石川主将の愛用バット(今春「センバツ」の横浜戦で本塁打を打った)を、前日に手渡されていた。小谷は「今日打てたのは、このバットのおかげ」。
 水口東は2点を追う9回に3点を奪い、2試合連続のサヨナラ勝ち。9回無死一、三塁で加藤が2点適時打。「投手の頑張りに応えたかった」。サヨナラ打は原田主将だった。
 八日市南のエース・田中崇が4安打完封、4年ぶりの3回戦進出。

【大会第10日】(7月19日)

▽3回戦
綾羽 13―1 甲西(5回コールド)
彦根東 16―3 膳所(7回コールド)
瀬田工 7―5 東大津
近江 6―2 大津商

 瀬田工は、昨年秋以降、公式戦0勝で今大会に臨んだ。1、2回に3点ずつを奪い、終盤の東大津の反撃をしのいで、8年ぶりの8強。東大津の猪飼主将は「最後の試合がノーエラーだったのはうれしい」。
 膳所の先発的場が7回に大量失点。しかし、昨年秋、今春の県大会でベスト8入りした原動力は的場だった。小堀主将は「的場を中心にここまで来られた。誇りに思う」。
 甲西は、これまで2試合は完封勝ちだったが、綾羽に13失点。奥村監督は「ここで緊張の糸が切れたか」。

【大会第11日】(7月20日)

▽3回戦
八幡商 5―4 堅田(延長10回)
八日市南 9―4 彦根翔陽
水口 6―4 安曇川
北大津 3―0 水口東

 八幡商は、延長戦で逆転サヨナラ勝ちした。2点を勝ち越された延長10回、一死2、3塁で、代打・小松崎の左前打で同点。二死2塁となり、則本の打球は、二塁手前でイレギュラーバウンドし、中前に抜けてサヨナラ勝ちした。
 水口は5年ぶりの準々決勝進出。3点を追う8回、一死満塁で森嶋が右越え三塁打で同点。代打・柊木の二塁打などで2点を加えた。
 センバツ出場の北大津は2年連続のベスト8。今大会初先発の1年生左腕・宮川、今大会初登板の2年生・浜口のリレーで無失点。
 八日市南は、4年ぶりの8強入り。

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【大会第12日】(7月21日)

▽準々決勝
近 江 104 303=11
瀬田工 000 000=0(6回コールド)
水 口 000 700 000=7
北大津 000 002 000=2
綾 羽 203 000 000=5
彦根東 011 000 010=3
八幡商  100 000 100=2
八日市南 000 000 001=1

 北大津はシード・水口に敗れ、「春夏」連続出場はならず。北大津のエース河合は、センバツで東北(宮城)、横浜(神奈川)を連破したが、チームは、今春県大会3回戦で敗れ、この夏の県大会はノーシード。宮崎監督は「挑戦者として出直したつもりだが…」。
 綾羽は初のベスト4入りした。エースの左腕サイドスロー・鎌田が粘り強い投球。彦根東は、綾羽を上回る9安打したが12残塁。
 八幡商は2年ぶりの準決勝進出。高校に入って初先発の高尾が被安打6、1失点の好投。4試合すべて、違う選手が先発して勝ち上がった。

【大会第13日】(7月23日)

▽準決勝
近 江 203 111 1=9
水 口 200 000 0=2(7回コールド)
綾 羽 021 000 011=5
八幡商 000 110 000=2

 近江は2年連続14度目の決勝進出。近江は、毎回の17安打で9得点。準決勝を含む4試合で二ケタ安打を放っている。水口は、43年ぶりの決勝進出が成らなかった。
 綾羽は初の決勝進出。準決勝までの3試合と同様に、きっちりと先制点を奪い、自分たちのペースを守った。八幡商は得意の継投策が実らなかった。スタメンの多くが1、2年生のチーム。八幡商の先発・上林は「投球でも打撃でも仕事ができなかった。新チームは自分が引っ張っていく」。

【大会最終日】(7月24日)

▽決勝
綾 羽  012 010 010=5
近 江  210 441 00×=12

 近江は2年連続10度目の出場。2年連続出場は初めて。県大会優勝は11度目で、1961年は京滋大会で敗れて甲子園に出場していない。「春夏」通算の甲子園出場は12度目となる。
 近江は19安打。「本当に頼もしい打線」と多賀監督。エース小熊は今大会。5試合をほぼ一人で投げ抜いた。昨年9月の県秋季大会準々決勝では、2点リードの9回二死2ストライクまで追い込みながら逆転負けし、悔やみきれない「1球」を経験していた。
 綾羽のエース鎌田は、「どれだけピンチでも楽しかった」。
 近江の多賀監督は、1989年から近江を率いて20年目。学校の副校長でもある。
 綾羽の田中監督は、1981年に、近江を初めて甲子園に導いた。綾羽の監督に就任して4年目だった。

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