出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

新出生前診断は「命の選別」 京都、強制不妊批判も

旧優生保護法下での強制不妊手術や新出生前診断の背後に潜む「命の選別」について議論したシンポジウム(京都市左京区・市障害者スポーツセンター)
旧優生保護法下での強制不妊手術や新出生前診断の背後に潜む「命の選別」について議論したシンポジウム(京都市左京区・市障害者スポーツセンター)

 妊婦の血液で胎児の染色体異常を調べる新出生前診断や旧優生保護法下での強制不妊手術に潜む「命の選別」を批判するシンポジウムが10日、京都市左京区の市障害者スポーツセンターで開かれた。研究者や障害のある人が登壇し、「新たな命が生まれる可能性を奪う行為は医療ではない」などと話した。

 優生手術に対する謝罪を求める会の利光恵子さん(64)は、旧優生保護法下で実施された強制不妊手術について「国が実態解明し謝罪と補償を」と訴えた。また、今月に日本産科婦人科学会が方針を示した新出生前診断の適用拡大で「不適切とされた胎児の排除が進む」と懸念。旧優生保護法の優生思想が現代社会に根付いていることを指摘した。

 遺伝性疾患の筋ジストロフィー患者の加古雄一さん(41)は、支援制度の欠如が障害のある生を不幸と思わせると説明。「新出生前診断をしなくても幸せに暮らしていける社会を形作ることが大切」と述べた。

 このほかダウン症の人の母親である佐々木和子さん(68)や日本自立生活センター代表の矢吹文敏さん(73)が、全ての生が肯定される社会の実現を訴えた。

 シンポジウムは、京都ダウン症児を育てる親の会(上京区)などが主催した。

【 2018年03月10日 23時00分 】

ニュース写真

  • 旧優生保護法下での強制不妊手術や新出生前診断の背後に潜む「命の選別」について議論したシンポジウム(京都市左京区・市障害者スポーツセンター)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース

      スポーツ

      大リーグ、平野が1点差を抑える
      七回登板、Dバックスは逆転

      20180618000028

       【フェニックス共同】米大リーグは17日、各地で行われ、ダイヤモンドバックスの平野はフェ..... [ 記事へ ]

      経済

      日本全国の米ずらり 京都BALにAKOMEYA、7月開店

      20180617000128

       コメを中心に食品や雑貨を販売する「AKOMEYA(アコメヤ) TOKYO」が7月7日、..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      子どもら「おいしいお米に」 石清水八幡宮で御田植祭

      20180618000026

       石清水八幡宮(京都府八幡市八幡)の御田植祭が17日、木津川沿いの水田で営まれた。強い日..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      ホンモロコ、閉校プールで養殖 京都、稚魚4万匹を放流

      20180616000054

       2015年から旧上宮津小(京都府宮津市小田)のプールで淡水魚ホンモロコの養殖に取り組む..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      「宇宙、懐かしい感じした」 山崎直子さん、京都で講演

      20180617000021

       日本人女性2人目の宇宙飛行士、山崎直子さん(47)を招いた講演会が16日、京都市左京区..... [ 記事へ ]

      国際

      米で銃乱射、20人負傷
      芸術祭会場、容疑者死亡

      20180617000140

       【ニューヨーク共同】米東部ニュージャージー州トレントンの芸術祭会場で17日午前2時45..... [ 記事へ ]