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高校野球、タイブレーク一律実施 京都・滋賀で戸惑いの声も

高校野球の主な延長戦と延長規定の変遷
高校野球の主な延長戦と延長規定の変遷

 高校野球で導入が議論されていたタイブレークが、今春の選抜大会だけでなく、今夏の甲子園や地方大会でも一律に実施されることが10日、決まった。7月の京都、滋賀大会でも採用されることになり、高野連役員は選手の健康面を考慮したとする日本高野連の判断を歓迎する。現場でチームを率いる監督も一定の理解は示しつつ、地方大会まで拡大した点について「理由を聞きたい」と複雑な心境を明かした。

 「選手の健康管理が目的で、少子化による部員不足の問題もあり、納得している。日本高野連の決めたことを粛々と進めたい」。京都府高野連の井上明理事長は話す。滋賀県高野連の大久保雅生理事長も「タイブレークが起きる確率は高くなく、大きな影響はない。選手の疲労や将来性を考えれば、妥当だと思う。否定的な人もいるとは思うが、タイブレークの中にもドラマはある」と肯定的だ。

 一方、指導者の受け止めはさまざまだ。導入への議論が高まるきっかけとなった昨春の選抜大会で、延長十五回引き分け再試合を経験した滋賀学園の山口達也監督は「ルールが決まった以上、その通りやるだけ。タイブレークを想定した練習もメニューの一部にする」とし、「国際大会でも導入されており、高野連も国際基準に合わせたのかもしれない」と推し量る。

 龍谷大平安の原田英彦監督は一律導入に理解を示し、十二回までの打順を引き継ぐ規定についても、「試合の流れが完全に途切れることは避けられた」と評価する。一方で、「今春の選抜大会で様子をみてからと思っていた」と夏の地方大会での採用に戸惑い、「選手の思いとずれがあるのではないか。今回の決定の理由をまず聞かせてほしい」と静かに語った。

【 2018年01月10日 22時37分 】

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