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被害の記憶消えず、鳥インフル厳戒態勢 京都・丹波地域

香川県の鳥インフルエンザ発生を受け、府が作成した消毒励行などを呼びかけるビラ(京都府南丹市八木町・府南丹家畜保健衛生所)
香川県の鳥インフルエンザ発生を受け、府が作成した消毒励行などを呼びかけるビラ(京都府南丹市八木町・府南丹家畜保健衛生所)

 香川県さぬき市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受けて、京都府南丹家畜保健衛生所(南丹市八木町)は12日、丹波2市1町の養鶏場に警戒を呼び掛けるビラを緊急配布し、消毒の徹底を求めた。地元の養鶏場でも感染拡大を未然に防ごうと、警戒を強めている。

 丹波地域には養鶏場が約100カ所ある。100羽以上を飼育する養鶏場は25カ所(うち4カ所は10万羽以上)で、府全体の4分の1が集中する。2004年には旧丹波町(京丹波町)で感染事案が発生し、約24万羽を殺処分した記憶が今も関係者らの間に残る。

 同所では、香川県で感染の疑い事例があった10日、大規模な養鶏場25カ所に対して、電話で警戒を呼びかけていた。鳥インフルエンザは渡り鳥からの感染拡大が多いと言われ、ふんを知らないうちに踏み、長靴から感染に至ったケースも報告される。

 緊急のビラにも養鶏場の反応は敏感だ。約15万羽を飼育するみずほファーム(京丹波町井脇)の桑山直希社長(48)は「入り口に消石灰をまいたり、外部者を入れないなど、考えつくことはすべて行っている。しかし、インフルエンザは目に見えるわけではないので不安だ」と話す。

 南丹市美山町内久保で約5千羽を飼育する外田養鶏場は野鳥の侵入を防ぐため、ネットを設置するなど対策を徹底するが、外田誠代表(56)は「ネズミなどの小動物に感染している場合もあり、完全に防ぐのはかなり難しい。発生したら死活問題で、戦々恐々としている」と不安そうだ。

 同所は「消毒を徹底するほか、万が一にも死亡鶏が急増するといった異常がみつかれば、すぐに通報してほしい」と話す。

【 2018年01月13日 10時40分 】

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