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集落唯一のスーパー、閉店危機 京都・丹後半島経ケ岬近く

閉店が検討されている「にしがき」宇川店(京丹後市丹後町久僧)
閉店が検討されている「にしがき」宇川店(京丹後市丹後町久僧)

 京都府北部にスーパーを展開する「にしがき」(本社・京丹後市大宮町)が、同市丹後町にある宇川店の閉店を検討している。約1300人が暮らす宇川地区では唯一の生鮮食品店で、他地区の食料品店まではS字カーブが続く海岸沿いを車で往復約40分。高齢者からは不安の声が出ており、住民らが対応を模索している。

 同社によると、同店は1983年夏にオープン。人口減で需要と供給のバランスが取れなくなったため、経営の合理化の一環で閉店を検討しているという。正式決定は8月下旬から9月にかけてといい「営業時間などの短縮や、店舗の委託など他の選択肢も含め検討中」としている。

 同社は7月6日に地元の区長会、同22日に市に検討している旨を伝えている。

 宇川地区は同市最北端に位置し、経ケ岬のある袖志や中浜、久僧など14集落。高齢化率は高く、最も近い食料品店は約10キロ先で、同志社大の調査では4割以上の住民が宇川店で食料品を購入するという。近くの松本やよいさん(69)は「私たちの年代は車がない人が多い。閉店すると買い物には困る」と話す。

 区長会は「死活問題」として、閉店後の買い物弱者対策の検討会を28日に催すほか、買い物状況の実態調査に乗り出す方針。一方、「閉店ありきではなく営業を続けてもらいたい」と同社への要望活動を検討している住民グループもある。

【 2018年08月11日 14時00分 】

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