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水源地域の過疎化、議論

舞鶴でシンポ 「若者生かす知恵必要」
農山漁村と都市の共生の在り方について意見が交わされたパネル討論(舞鶴市浜・市総合文化会館)
農山漁村と都市の共生の在り方について意見が交わされたパネル討論(舞鶴市浜・市総合文化会館)

 過疎化が進む水源地域の在り方について考える全国水源の里シンポジウムが1日、舞鶴市浜の市総合文化会館で開かれた。全国の自治体関係者や市民ら約500人が参加し、農山漁村と都市との共生をテーマにした講演やパネル討論を通して課題について考えた。

 綾部市が中心になって2007年に発足した全国水源の里連絡協議会などが毎年持ち回りでシンポを開催している。基調講演では東京大名誉教授の大森彌さんが人口減少について「農山漁村の住民たちがその土地で生きる覚悟と誇りを持たないと子どもたちは都市に出て帰ってこない」と指摘した。

 ローカルジャーナリストの田中輝美さんは、定住はしないが地方に貢献したいと考える都市部の若者が増加している現状を紹介。「移住定住者を奪い合うのではなく、地域課題解決のためにそうした若者をいかに生かすかが問われている」と述べた。

 パネル討論では、舞鶴市内の山間部での地域活性化の取り組みや民間の移住支援事業、東京23区と地方自治体との連携などが報告され、意見が交わされた。

【2018年11月02日掲載】