出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

茶畑景観保全へ条例 京都・和束町、18年度にも

急傾斜の上にまで波の様に広がる茶畑(2017年5月、京都府和束町石寺)=小型無人機から
急傾斜の上にまで波の様に広がる茶畑(2017年5月、京都府和束町石寺)=小型無人機から

 京都府和束町の堀忠雄町長は10日、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」構成文化財でもある町内の茶畑景観の保全に向け、茶業に特化した独自の景観条例を2018年度に制定・公布したいとの考えを明らかにした。府によると、同様の条例は府内では例がないという。

 同町は茶業が主産業だが、後継者不足で茶園存続の懸念も高まっている。また、宇治田原町と結ぶ府道宇治木屋線・犬打峠のトンネル化事業が予算化され、新名神高速道路の全面開通(2023年度)に合わせた完成を目指しており、町内で住宅地や工業団地開発が進むとみられている。

 条例は、開発規制だけでなく、茶業振興に向けた内容も盛り込まれる見込み。この日の定例会見で堀町長は「茶畑は手を入れなければ1年で荒れてしまう。茶畑はなりわいの景観で、なりわいの維持が必要。農家が元気になってもらえるよう、住民とともに考えたい」と話した。

 同町は11年に茶畑景観や茶文化保護に向けた研究会を設けて景観条例を検討。昨年4月の町長選で堀町長が条例制定を主張していた。

【 2018年01月11日 08時40分 】

ニュース写真

  • 急傾斜の上にまで波の様に広がる茶畑(2017年5月、京都府和束町石寺)=小型無人機から
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース