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「ヘルプカード」京都市作成へ 障害者・高齢者の緊急時対処記載

 京都市は、障害者や持病を抱える高齢者ら向けに、緊急時の対処方法や連絡先を記した「ヘルプカード」を作成する方針を決めた。当事者の意見を聞きながら記載内容を決定し、来年度に配布する。

 京都府が2016年から配っている「ヘルプマーク」は、外見上は分からない内部障害や難病などで配慮が必要な人を対象にしているが、発作など緊急時の対処法を伝える機能はない。07年に佐賀市で警察官から事情聴取を受けた知的障害者がパニック状態になり、取り押さえられた後に死亡する事案も起きている。京都市内の障害者にも「何かあった時のことを考えると外出しにくい」といった声があり、市議会からも対策の要望を受けたことからカードの作成を決めた。

 市の案では、カードは名刺サイズで、12面の蛇腹型。表紙に「あなたの支援が必要です」と明記し、中面に名前や住所、連絡先、血液型といった基礎情報のほか、障害や持病、アレルギー、服用している薬などを記載できるようにすることを検討している。病気による発作のほか、パニックになった時や災害時、日常生活の中で手助けを求める時などの利用を見込んでいる。

 市は本年度中に項目などの内容を固め、来年度に16万枚作って区役所・支所などで希望者に無料で提供する。外出が難しい身体障害者や寝たきりの高齢者にも配る。

【 2018年10月12日 08時58分 】

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