出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

空調保守15年間手抜き 大ガス子会社、京都・滋賀で818件

 大阪ガスの完全子会社で空調設備施工などを手掛ける「エネテック京都」(京都市南区)が、大ガスから受託した空調機器の保守・点検業務で消耗品を交換せず、ずさんなメンテナンスを続けていたことが8日分かった。少なくとも15年間にわたる手抜き業務で、対象施設は京都府と滋賀県で計818件に上る。事故発生の恐れはないといい、大ガスが経緯の説明と返金対応などに当たっている。

 エネテックによると、ガスエンジンで駆動するガスヒートポンプエアコン(GHP)の定期点検業務で、作業担当者が本来は全量交換すべきエンジンオイルや冷却水を一部取り換えただけで済ませていたという。交換業務の時間短縮や労力軽減が目的とみられる。

 内部通報で今年7月に発覚し、社内調査で少なくとも2004年から続いていたと判断した。GHPは商業ビルや医療機関、工場、官庁の庁舎まで幅広く使われており、同社は大ガスから京滋地区の点検業務を受託していた。

 作業担当者が未使用のオイルを廃棄しており、長期間のずさんな業務が把握できなかったという。京都市は10月末から同社の競争入札参加を3年間停止した。消耗品交換の不履行による事故や故障などはなく、エネテックは「厳粛に受け止め、法令順守の徹底と再発防止に取り組む」としている。

【 2018年11月09日 08時36分 】

京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース