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大津市職員の不当要求、市長「対応問題ない」

大津市職員の不当要求問題で、「市の対応は問題なかった」と説明する越直美市長(同市役所)
大津市職員の不当要求問題で、「市の対応は問題なかった」と説明する越直美市長(同市役所)

 大津市職員が右翼関係者と2013年に人事異動の希望を通すよう乱暴な言動を伴って要求した問題で、越直美市長は11日の定例会見で、この職員を処分せず、問題を公表しなかった対応を「私を含めて市として適切に判断しており、問題はない」との認識を示した。

 情報公開請求を受けた後に、市が関連公文書を廃棄した可能性があることも含め、「経緯を調査する考えはない」とした。

 13年4月の市の決裁文書では同問題を「不当要求」とし、「暴力、乱暴な言動などを伴う行為」に分類していた。だが越市長は「不当要求かどうか、最終的に判断していない」と説明した。

 異動を要求した女性職員(当時)を処分しなかった理由として「(他の男性職員2人から)セクハラ被害を受けたと訴えた」ことを上げた。双方の言い分が異なり、刑事裁判に発展したため「判決の結果を見守っていた」という。女性職員は判決前に依願退職し、裁判では1人が有罪、1人が無罪になった。

 ただ関係者によると、要求時の言動を問題視して、女性の退職前に処分を求める声が庁内で上がったという。越市長は「当時さまざまな議論をしたが、処分はできなかった」と答えた。

 また、越市長は「不当要求は正当な理由なく要求するのが一つの類型」とし、「セクハラ」が正当な理由になり得るという認識を示した。一方、右翼関係者の乱暴な言動についての評価は明らかにしなかった。

 京都新聞が入手した市の文書などによると、13年3月22日、市職員2人が右翼関係者ら3人と市役所を訪れ、異動部署が希望通りではないとして変更するよう要求。部外者が「オイ、コラ!」と乱暴な言葉を使ったり、机をたたいたりする行為をしたとされる。

【 2019年01月11日 20時40分 】

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