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美術作品、指や耳使い“鑑賞”  京都国立近代美術館

現代陶芸作品のゴツゴツした表面に触れて、質感や量感を楽しむ参加者たち(京都市左京区・京都国立近代美術館)
現代陶芸作品のゴツゴツした表面に触れて、質感や量感を楽しむ参加者たち(京都市左京区・京都国立近代美術館)

 障害の有無にかかわらず、美術作品に触れて楽しもうと、京都市左京区の京都国立近代美術館で10日、鑑賞ツアー「美術のみかた、みせかた、さわりかた」が開かれた。参加者は指先や耳、対話を通して作品を体感した。

 同館や京都府内の盲学校、教育系大学でつくる実行委員会が、昨年から取り組むプログラム「感覚をひらく」の一環。11日まで触ったり、展示空間の秘密を探ったりする3種類のツアーを開く(申し込み終了)。初日の午前は、目の不自由な4人を含む学生や親子ら約25人が参加した。

 会場には、米国現代陶芸の巨匠の大作や人間国宝の大皿をはじめ、彫刻、音の作品計12点が並んだ。同館の学芸員らが作品の魅力を語り、参加者は激しくひび割れた陶芸の質感を指先や手のひらで確認、ブロンズ製彫刻の見た目と触感の違いを楽しんだ。

 大阪府東大阪市の視覚支援学校に通う女子生徒(13)は大壺の内側に向かって声を発し、その深さや形状をイメージした。「声が響いて面白い。普段触ることができないので楽しかった」と満足そうだった。

【 2018年08月11日 14時00分 】

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