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五穀豊穣に感謝、炎に家内安全願う 京都・伏見稲荷大社

さまざまな願い事が書かれた火焚串を、燃えさかる炎に投げ込む神職(8日午後2時53分、京都市伏見区・伏見稲荷大社)
さまざまな願い事が書かれた火焚串を、燃えさかる炎に投げ込む神職(8日午後2時53分、京都市伏見区・伏見稲荷大社)

 京都市伏見区の伏見稲荷大社で8日、「火焚(ひたき)祭」が営まれた。全国の崇敬者が家内安全などの願いを書いて奉納した火焚串が燃えさかる炎にくべられ、秋空に白煙が勢いよく立ち上った。

 午後1時、神職たちが本殿で神事を行った。さらに本殿東側の祭場に移動し、古式にのっとっておこした火を火床に移した。

 祭場では、中村陽宮司らが読み上げる「大祓詞(おおはらえことば)」の声や神楽女が振る鈴の音が響き渡る中、神職が炎の中に手際よく火焚串を投げ入れていった。

 付近には多くの参拝者が集まり、熱気を感じながら神妙な面持ちで3基の火床を見守っていた。大阪市から訪れた主婦(64)は「初めて見ましたが、日本中の火焚串が集まる立派なお祭りですね」と話していた。

 火焚祭は2月の初午(はつうま)大祭で迎えた神を山に送る祭り。五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する意味があるとされる。

【 2018年11月09日 12時00分 】

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