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集落唯一の診療所が存続危機、住民の意見集約へ 京都・美山

存続が危ぶまれている美山診療所(京都府南丹市美山町安掛)
存続が危ぶまれている美山診療所(京都府南丹市美山町安掛)

 京都府南丹市美山町の美山まちづくり委員会と地域振興連絡協議会、医療法人財団美山健康会は、存続が危ぶまれている「美山診療所」の在り方を問うアンケートを全住民対象に9日から実施する。診療所の医師確保や事業継続への対策などについて具体的な意見を集約し、社会の変化に応じた診療体制の構築に役立てたいとしている。

 同診療所は公設民営方式で美山健康会が運営する。入院設備もあり、美山町の中核医療施設としての役割を果たしている。

 現在、内科と外科を中心に常勤医の所長と非常勤医が週6日勤務し、往診や夜間診療にも当たるほか、患者の無料送迎も行う。所長は高齢を理由に退任を表明しているが、後任は見つかっていない。さらに本年度は5000万円を超える赤字が見込まれている。

 アンケート用紙は1830全世帯に3組ずつ配布し、郵送で回収する。内容は、受診している医療機関をはじめ、美山診療所への期待の有無、業務の縮小度合い、医師確保の方法、経営安定のための方策などについて、19項目を問う。今月中に回収して集約する。

 美山まちづくり委員会の大野光博委員長は「美山診療所の現状を知ってもらい、みんなで地域医療の在り方を真剣に考えたい」とアンケートへの回答を呼びかけている。

【 2018年11月09日 17時00分 】

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