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数寄者の逸品趣豊かに 京都で表千家ゆかり而妙会特別展

家元襲名などを祝い、数寄者所蔵の名品が並ぶ特別展(9日午前10時3分、京都市北区・表千家北山会館)
家元襲名などを祝い、数寄者所蔵の名品が並ぶ特別展(9日午前10時3分、京都市北区・表千家北山会館)

 茶道表千家を囲む数寄者たちがゆかりの道具を出展する特別展「表千家と数寄者 而妙(じみょう)会の絆―家元の継承に際して―」(京都新聞など主催)が9日、京都市北区の表千家北山会館で始まった。数寄者所蔵の名品とともに、今春の家元襲名の儀で用いられた道具など100点余りを紹介する。

 38年間家元を務めた而妙斎千宗旦前家元と歩みを共にした数寄者が集う各地の「而妙会」が、猶有斎(ゆうゆうさい)宗左家元の十五代継承と前家元の改名を祝って披露した。

 福岡は、茶の湯釜の名品として知られる芦屋釜、高取や唐津などの焼き物で九州らしさを表した。東京は千家名物の「祇園会絵巻」や長次郎作黒樂茶碗「小天狗」など千家三代の元伯宗旦ゆかりの品を並べ、大阪は事務局を置く今宮戎(いまみやえびす)神社の献茶道具や宗旦を名乗った歴代の道具、京都は夏の茶会の風情と、それぞれに趣向を凝らしている。

 また、伝来の硯箱(すずりばこ)や桐蒔絵大棗(きりまきえおおなつめ)など、襲名の儀で用いられた道具の一部も公開され、訪れた人たちは思いの深い道具の一つ一つを確かめるように見入っていた。12月14日まで、有料。期間中展示替えがある。

【 2018年11月09日 23時08分 】

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