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滋賀銀が純益3%増 9月中間、貸出金利息収入9年ぶり増

 滋賀銀行が9日発表した2018年9月中間決算(単体)は、純利益が前年同期比3・0%増の81億円だった。米金利上昇で外貨建ての利回りが上向き、貸出金利息収入が9年ぶりに上昇。厳しい収益環境の中、経費の圧縮や株式売却益の計上で増益を確保した。

 収益の柱となる資金利益は12億円減の226億円。米ドル建ての貸出金利が上昇する一方、資金調達コストが11億円増えた。「非金利」収益の役務取引等利益を伸ばし、少人数の店舗運営などで人件費も6億円減らし、本業のもうけを示す実質業務純益は1億円減にとどめ、70億円を確保した。

 取引先の倒産に備えて積む貸倒引当金の基準を厳格化した結果、与信コストは前年同期から26億円膨らんだ。ただ、好調な株式市況を背景に保有株式の売却益41億円を計上し、経常利益は4・1%増の113億円だった。

 9月末の預金残高(譲渡性含む)は個人、法人ともに伸び、前年同月比2577億円増の4兆8810億円。貸出金残高は中小企業向け融資を伸ばし、同1505億円増の3兆7273億円。自己資本比率(国際基準)は3月末比0・41ポイント低下の16・23%。

 19年3月期は、依然として厳しい収益状況が続くとみて減益予想を据え置いた。若林岩男常務は「貸出金利は低下幅が横ばいとなっており、新規融資は下げ止まりつつある」と述べた。

【 2018年11月09日 19時34分 】

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