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チケキャン、元社長自ら出品依頼 不正入手認識と供述

チケット転売仲介サイト「チケットキャンプ」のホームページ。閉鎖が決まり、サービス終了の案内が出ている
チケット転売仲介サイト「チケットキャンプ」のホームページ。閉鎖が決まり、サービス終了の案内が出ている

 国内最大手のチケット転売仲介サイト「チケットキャンプ」で高額転売するため、人気歌手安室奈美恵さんのコンサート入場券を不正に入手したとして、京都府警サイバー犯罪対策課と西京署は11日、詐欺の疑いで、東京都渋谷区の同サイト運営会社「フンザ」の元社長(38)=千代田区=と、大阪市に拠点を置く転売業者グループの33~42歳の男3人を書類送検した。いずれも容疑を認め、元社長は「不正入手されたチケットと知った上で出品を依頼した」と供述しているという。

 府警によると、フンザは多量のチケットを取り扱う転売業者を自社サイトに囲い込むため、手数料を減免するなど優遇。チケットを実際に入手していたのは転売業者だが、元社長自ら業者と頻繁にやりとりしており、府警は笹森元社長に不正入手を積極的に促す意図があり、共犯に問えると判断した。

 フンザの親会社ミクシィは「グループ全体でガバナンス強化を継続して進めるとともに、信頼回復に取り組む」とのコメントを出した。

 書類送検容疑は共謀し、昨年4月10日、都内のチケット販売会社から、規約で禁じられた転売目的を隠した上で、安室さんのコンサートの電子チケット2人分(計1万9600円)を他人名義で購入し、だまし取った疑い。チケットは後日、チケットキャンプで計3万4千円で転売された。

 転売業者グループは2015年春ごろからフンザと取引関係にあった。ジャニーズなど人気のコンサートチケットを大量購入し、高額転売を繰り返していたとみられる。定価の約10倍の値段で取引されたものもあり、約2年半で約32億円の売り上げがあったという。

【 2018年01月12日 09時40分 】

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